IT先端事務所を目指す
黒野晃司税理士事務所
Google
WWW を検索 当ホームページ を検索

生命保険の解説

第5号(18年6月1日)

長生きのリスク

5月28日の日経新聞によれば、15年ぶりに死亡保険金の平均額が1,000万円を割ったようです。これは、死亡保険金を抑えて医療保険契約を手厚くする保険に人気が移っているためだと見られています。死亡による経済的負担よりも自身が長生きすることで病気がちとなり、医療費がかさむことをリスクと捉える傾向が強まったといえるのではないでしょうか。ちなみに、リスクとは「危険」と思いがちですが、予測とずれる可能性のことなので、幸運な方向にずれることもリスクと呼びます。

第4号(18年5月1日)

生命保険を活用した退職金の積立

従業員のための退職金制度として公的なものは、中小企業退職金共済や特定退職金共済がありますが、役員の場合は加入できません。小規模企業共済の活用も考えられますが、会社の税金対策にはなりません。そこで、生命保険で解約返戻金が支払われることに着目し、保険契約を結ぶことで退職金を外部拠出することができます。保険のタイプによっては、税金対策にもなります。

第3号(18年4月1日)

生命保険の種類

複雑なような生命保険もベースは、@終身保険、A定期保険、B養老保険、のいずれかあるいはその組み合わせです。終身保険と定期保険はいずれも被保険者が死亡したときに保険金が支払われる保険ですが大きな違いは、終身保険は原則いつかは保険金が支払われますが、定期保険は満期までに死亡しなかった場合は保険金は支払われず、掛け捨てになります。養老保険は、定期保険と同様満期までに死亡した場合は死亡保険金が支払われますが、無事満期を迎えた場合は満期保険金(通常は死亡保険金と同額)が支払われます。死亡保険金が同じであれば毎回の保険料は定期保険の方がだんぜん安くなっています。

第2号(18年3月1日)

生命保険というと、家に次ぐほどの高い買い物であるにもかかわらず、内容を理解しないまま義理や人情で契約した経験があるのではないでしょうか? 一口に生命保険といってもいろいろなタイプがあります。年齢、性別、家族構成、健康状態、財産状況、人生観等によって最適な保険は異なりますが、そういった考慮がされないままオーソドックスなものやおばちゃんの成績によいものを勧められるままに入っている人が多いと思います。
今後随時いろいろな生命保険について紹介していきたいと思いますので、ご期待ください。
よく保険の話をすると、「自分は入っているからいらないよ」といった返事があります。さて、入っていればいいのでしょうか? それは、どんな場合にいくらもらえるものでしょうか? 今の契約がどんなものか知りたいという方、証券をご提示いただければ解説します。